犬の
主な整形外科の病気・疾患
前十字靭帯断裂
前十字靭帯断裂は、膝が正常な位置にあるために必要な靱帯です。この前十字靱帯が、年齢や外傷など、様々な原因で弱くなり切れてしまうのが、前十字靱帯断裂です。
この病気は、後ろ足を急に痛がった後、その足を着かなくなるという症状が多いです。このような症状に対して、当院では膝関節が緩んでないかしっかりと触診を実施して、レントゲン検査でも膝関節の緩みがないか調べて診断します。
治療は、内科治療から外科治療まで幅広い選択肢をご提示します。外科手術は、2次診療施設へのご紹介をさせていただきます。
変形性関節症
変形性関節症は、犬にもよく見られる関節の病気です。
年齢とともに関節の軟骨がすり減り、関節の痛みや炎症を引き起こします。犬の変形性関節症の原因の1つに加齢がありますが、他にも肥満・外傷・遺伝・過度の運動など、さまざまな要因が関与するため、高齢犬だけの問題ではなく、若い犬にも発症する可能性があります。また、大型犬での発症が多いですが、トイ・プードルやチワワなどの小型犬での発症も少なくないと言われています。
変形性関節症の診断は、X線検査などの画像診断で行います。当院では、犬の変形性関節症の治療薬である『リブレラ』も使用しております。変形性関節症になっている高齢の犬に対して、肝臓、腎臓などへの普段が少ないため、安全に長期間使用することができます。