椎間板ヘルニア
椎間板ヘルニアが起きる代表的な犬種としてミニチュア・ダックスフンドが良く知られていますが、それ以外にもビーグル、トイプードル、ウェルシュコーギー、シーズー、コッカースパニエル、ペキニーズ、フレンチブルドッグなどでもよく発症します。発症する年齢は、ダックスフンドなど例を挙げた犬種では、3-7歳で発症することが多いです。
椎間板ヘルニアは胸腰部に多いです。脊髄障害の程度により、痛みのみから、運動失調や麻痺、排尿・排便困難まで起こります。重症なケースでは脊髄軟化症など命に関わる場合もあります。
椎間板ヘルニアの治療には、内科的治療と外科的治療があります。軽症な場合は内科的治療となります。
自由に動くことができない狭いケージの中で安静にさせるとともに、消炎・鎮痛剤も使用して痛みを緩和させます。
一方、外科的治療では、手術で脊髄(神経)を圧迫している椎間板物質を取り除きます。