僧帽弁閉鎖不全症は、『僧帽弁』という心臓の弁が正常に閉まらず血液が逆流して、心臓の機能が低下してしまう病気です。
わんちゃんで最も多くみられる循環器疾患で、特に中年齢以上の小型犬に多く認められます。
レントゲン検査や、超音波検査を行うことによって、心臓の状態を評価し、心臓病のステージに合った投薬を行う必要があります。
根本的な治療法は心臓外科手術ですが、高齢なわんちゃんの手術による負担や、費用的な負担も大きいため、内服薬を用いた内科療法を実施することが多いです。
肺水腫は、肺組織や間質に液体がたまる病気です。
これにより、肺の機能が低下し、酸素の取り込みや二酸化炭素の排出が妨げられます。
肺水腫は、心臓の問題や肺疾患、呼吸器感染症など、さまざまな原因によって引き起こされます。犬の肺水腫の症状には、呼吸困難、咳、息切れ、元気のなさ、食欲不振などがあります。診断には、症状の詳細な観察、X線や超音波などの画像検査、心臓超音波検査などが行われます。
治療には、原因に応じた薬物療法（利尿剤、強心薬、血管拡張薬）、酸素療法、場合によっては胸水を除去するための処置などが行われます。重症の場合は入院治療が必要となります。
ねこちゃんの心臓の疾患の中で最も多く発症する疾患です。
心臓の筋肉が分厚くなってきてしまうことで、血液が入る心臓の内腔が狭くなってしまい、血液を十分に送り出せなくなってきてしまいます。症状は、元気・食欲の低下や開口呼吸などですが、症状が見られない場合も少なくなく、健康な猫の14%が肥大型心筋症だったという報告もあります。
また、高齢の猫ちゃんだけではなく、若い猫ちゃんでも認められます。当院では、秋の健康診断で血液検査を実施する際に、同時に心臓病マーカーを測定することで、肥大型心筋症の早期発見、早期治療をおすすめしています。
肺水腫は、肺組織や間質に液体がたまる病気です。
これにより、肺の機能が低下し、酸素の取り込みや二酸化炭素の排出が妨げられます。肺水腫は、心臓の問題や肺疾患、呼吸器感染症など、さまざまな原因によって引き起こされます。
犬の肺水腫の症状には、呼吸困難、咳、息切れ、元気のなさ、食欲不振などがあります。
診断には、症状の詳細な観察、X線や超音波などの画像検査、心臓超音波検査などが行われます。
治療には、原因に応じた薬物療法（利尿剤、強心薬、血管拡張薬）、酸素療法、場合によっては胸水を除去するための処置などが行われます。重症の場合は入院治療が必要となります。
当院では、レントゲン、心臓のエコー検査、心臓バイオマーカーなど異なる検査を併用して多角的に心臓の状態を把握し、薬の調整などをおこないます。
心臓の治療の場合、生涯にわたり薬を飲んだ方が良い場合も少なからずあります。
その際に心臓だけにとらわれることなく、全身の血液検査などで状態を把握していくことで、利尿剤などによる腎臓への負担なども考慮し、食事の適正化など多角的な視点あを持ちながら治療をしています。
少し前までは、肺水腫になってしまうと助からなかった場合でも、最近では安全性の高い強心薬の注射薬や内服薬を使用することで、肺水腫を改善できることがあります。
私たちは飼い主様が望まれる限り、諦めずにベストをつくします。
| 検査費用 | |
|---|---|
| レントゲン検査 | 4,840円〜 |
| 心臓超音波検査 | 6,160円 |
| 心臓バイオマーカー検査 | 8,360円 |
| 治療費用 | |
|---|---|
| 軽度（1種類1週間分） | 2,200円〜 |
| 重度（3種類1週間分） | 4,400円〜 |
※価格は全て税込表示となっております。
