去勢手術・犬・猫

以前は避妊手術について述べましたが、今回は去勢手術について説明したいと思います。

当院では子供を作る予定がない男の子には去勢手術をおすすめしています。
去勢手術の目的は、子供を作らないようにすること以外に病気の予防があげられます。
手術によって予防できる代表的な病気が、精巣腫瘍、前立腺肥大、会陰ヘルニア、肛門周囲腺腫です。
また、早期に行うことでマーキングの予防ができることもあります。

cast前 赤丸

赤丸が精巣を含む陰嚢です。

犬の去勢手術では、陰嚢より少し手前の皮膚を切開して精巣を摘出します。

cast後 (1)

去勢手術後の写真です。

左右の精巣が陰嚢内に降りている場合には、去勢手術は日帰りになります。

精巣が陰嚢内に降りていなくても、皮下(股の皮膚の下)にあれば日帰りになりますが、精巣が腹腔内(お腹の中にとどまっている)の場合には、開腹手術になるので1泊2日になります。

去勢手術を行うことで上記の病気の予防が可能となるため、今後子供を作る予定がない場合には手術をして病気を未然に防いであげましょう。

去勢手術について詳しくはこちら

潜在精巣(停留睾丸)についての記事はこちら

精巣腫瘍についての記事はこちら

会陰ヘルニアの記事はこちら

避妊手術についての記事はこちら

 

詳細は当院までお問い合わせください

投稿者:

うめぞの動物病院

茨城県つくば市の うめぞの動物病院です。土浦市、阿見町、牛久市から多数ご来院いただいております。夜間救急診療も可能な限りで対応しております。